前回の記事で拘置所への面会と、その後、記者の元に届いた手紙とで母性について語った美熟女モデル、岩本和子容疑者(43歳)。実は当初は8月初旬で拘留期間が終えるはずだったのが、精神鑑定を理由に拘留期間が延期になってしまったということが本人からの手紙で明らかになりました。一体何があったのでしょうか。


――拘留が一ヶ月伸びてしまったことは、いつどのように告げられたのでしょうか。
岩本「ドアがいきなり開き、令状を持った職員が淡々と拘留延期を読み上げました。泣きましたが当然、抵抗はムダで了承の押印を押すように言われました。本来の拘留期限の1週間前でした」

――その時、どのようなお気持ちでしたか。
岩本「部屋は閉めきられておりサウナのようで、日中は40度を超えて頭がおかしくなります。また1日中狭い部屋にじっと閉じこめられているとストレスのあまり発狂したくなる「拘禁病」になるらしく(誰もが通る道だそうです)その時もあまりの絶望感に発狂しましたが、両うでをつかまれ、職員に囲まれ、怒鳴りつけられて懲罰房に連れて行かれたので黙るしかありませんでした。もう3ヶ月間、一切笑っていません。笑顔の作り方も忘れてしまいました。声もだんだん、出なくなりました」

――それはかなり異常事態ですね。拘置所では拘留者へのカウンセリングの時間などはあるのでしょうか。
岩本「いえ、辛くて泣いていると「静かにしなさい」「黙らないとまっ暗な部屋(懲罰房)に連行する」と言われるだけで話を聞いてくれるような人はいません。拘置所とはそういう場所です。
 ただ、もう手術して3ヶ月にもなるのにいまだに出血が止まらず、何か支給の悪い病気にかかっているのではと心配です。夜、寝ていたらお腹が(子宮が)ガンガン痛むことがあり、中絶の後遺症を本気で心配しています。かなり妊娠の進んだ状態での追い詰められての無理な堕胎だったので……
 まだ供養してあげられていない子供の苦しみなのかもしれない。まだお腹の中から出きってないのかもしれない…と悪夢にうなされることもあります。医務室で簡単な止血剤を出してもらってはいますがそういう問題ではなく、検査が必要な状態な気がしています」

――以前、岩本さんは、「自分はもう二度と子供ができない体」というようなことを仰っていましたが、それは具体的に医師から告げられらのでしょうか。
岩本「妊娠5ヶ月、実際には18週5日目でしたのでかなり大手術で本来ならば入院してなければいけなかったので、身体にかなりのダメージを受けています。あれからもう3ヶ月も経つのにまだ出血が1日も収まらず子宮がズキズキと痛んだりお腹が痛かったりしているのでもう妊娠の望める身体ではないと思います。それに、心情的にもまた妊娠したいとは思えないので…  ここにいると未来のイメージや幸せなイメージがなくなりただ絶望の中を、仕方なく生きているという心境になってきます。」

――一ヶ月延長により生活や心境は変わりましたでしょうか?
岩本「精神的に限界を迎えておりもう未来に希望が持てなくなってきました。1日がとても虚しく、長いです。どうしてこんなことになってしまったのか…ますます分からなくなっていくばかりです。
 1日のタイムスケジュールは同じです。7:00、11:00、16:00に食事を出されて21:00就寝。休みの日は一歩も外に出されず小窓からエサを与えられているようで生きていることが嫌になります。夜中に何度も目が覚めます。そして朝が来ると、「まだ私は生きてしまっている…」と絶望します。「寝ている間に死んでしまいたい」と思ってしまっています。
 肌はますます荒れ、ふきでものだらけです。髪の毛はもう切るしかないぐらいにパサパサになり、もう元には戻れないような気がしています。死にたいです…正直。」

――それでも生きるしかないわけですが、死にたい気持ちをなんとか乗り越えて今日を生きる術はなんだと思いますか?
岩本「一番辛いのは朝目覚めた時で、せっかく夢の中にいたのにまた拘置所の部屋にいる…と毎朝絶望を感じます。差し入れてくれる本なども読むのですが、今、少しでも「恋愛」や「家族愛」みたいなテーマだと読む気がなくなり、「妊娠」という言葉が出てきた瞬間に本を閉じてしまいます。
 ドーンと気分が暗くなり、涙が出そうになりますので読書でもあまり気が紛れず、できるだけ暗いテーマの本を読むようにしています。朝昼夜と食事をこなせば1日が終わるので、今、1日が終わることだけを楽しみに生きています。朝、起きた瞬間に、早く夜になって欲しいと願う、そんな毎日です。
 今はまだ、中絶をしたショックから立ち直りきれていませんので「ああ、もう死んでしまいたい」と思うこともあるのですが、今もまさ応援してくれているファンの為に、ご迷惑をおかけした皆様に恩返しをする為に、ご迷惑をおかけしたみな様に恩返しをする為に、家族のために、そして、私が産んであげられなかった命のために私は、生きなければいけないと思っております。」

  ――拘置所にいる今も“獄中インタビュー”などメディアに登場したことで各方面から励ましのお手紙が岩本さんの元に届いたと聞きました。どんな励ましのお言葉がありましたか。
岩本「法律に触れる行為をしてしまった側はこうして罰せられますが、お手紙の中では自分の状況を書いて下さっている方もいて、「20年間愛して信じていた人に裏切られていたことを知りついクスリに手を出してしまった」とか「友人に騙され自分も詐欺犯になってしまった」とか「信じていた先輩に3000万円貸して逃げられ暴力をふるってしまった」とか、まず先に罪人がいて、そのせいで自分が法に触れる形の罪人になってしまったという方がたくさんいらっしゃいます。悪く言えば感情、理性を一瞬押さえられなかったとも言いますが、良く言えば、自分で仇を討ってしまった純粋な方々なんだと思いした。私もそうです。私も、自分で子供の仇討ちをしてしまいましたので。
 社会的には、罪を犯し有罪となってしまった人は恐れられ抹殺されます。でも、例えば殺人を犯すような生まれながらにして罪人(ナチュラルボーンキラー)ではない限り、昨日まで社会的に良き活動をしていて、正しく生きてきたのに突如、犯罪者になってしまうことは本当に有り得るのです。私だって今だに自分のいたことが信じられません。
 私は、まず自分が社会に出られるようになってからの話ではございますが、罪を犯してしまった方々のお話に耳を傾けられるような職業に就きたいと思っております。ですから私は、社会に顔を出す仕事に復帰したいです。
 私もここで、犯罪に関する本を読み色々と勉強しました。刑務所から出て再販をする可能性は50%であると言われています。それを減らすのは、警察や法律ではなく、社会や人の優しさであると思います。
一度犯罪を犯してしまったからといって、その人の人生を「終わった」とする社会はとても悲しいです。私もネットで「人生終わった」と書かれました。でも、犯罪を犯してしまった人は特殊な人というわけではないのです。法に裁かれたからと行って悪人ではありません。むしろ人は生来、善人として生まれてくるのですから。
 人生には不条理で辛いことがあふれています。でも、それを乗り越えていかなければならないのも生きるということです。私は必ず、自分が罪を犯してしまったことで傷ついている人のお役にも立てるような人間になりたいと思います。頑張ります」

――社会に戻ったら、どうされたいのですか?
岩本「私はこれから社会に出ても今までのように生きていくことはできません。多くの友人や知人はもう私と関わりたくないと思うでしょうし、孤独や、更なる苦しみが待ち受けているだろうと覚悟しています。
 私は、妊娠の喜びの絶頂からたった1日で人生が「犯罪者」に転落してしまいました。でも、本当に凶悪で人を陥れる犯罪や猟奇的な犯罪を犯した加害者だけではなく、私のように、苦しみのあまり犯罪を犯してしまった人もいるはずです。その人は、罪の前も後もずっと、罪悪感で一生苦しむのです。自分の人生に落ちてしまった烙印に苦しみます。人知れず生きていく決意をして一生、救いを求めていくはずです。
 私は、罪を犯した者にしか分からない苦しみを知ったので、そういった方々のお話を聞ける活動をしたいと思います。それはボランティアかもしれません。でも本来、人は善き魂で生まれてきて、善き行いをする為に生きるのです。
 それを間違ってしまった苦しみを一生背負うことの重みを少しでも助けられる存在になれればと、今はまだ自分も拘置所の中にいながらですが、思っております。」


法務省の調べによれば、ほとんどの受刑者は“立ち直りたい”と思っているようで、刑事施設出所後の気持ちに関するアンケートで「もう二度と犯罪はしない」と答えたのが84.9%で「出所後はきちんと仕事をして規則正しい生活を送りたい」と答えたのた77.8%だと発表しました。誰しもが、一度は罪を犯したものの、また再び働いて社会に順応したいと考えているということでしょう。岩本容疑者だけでなく、すべての受刑者には、その前向きな気持ちを大事にしてほしいですね。

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