飾らず、正直で潔い発言で、特に女性から支持されている中村うさぎさん。深い人生観があり、熱狂的なファン多数。

うさぎさんは現在、病気と闘いながらもメールマガジンやSNSでキレと深みのある話を発信し続けています。そんなうさぎさんのトークを間近で聞きたいと思い、第33回「うさぎのメルマガオフ会」に参加してきました。



メールマガジン愛読者が事前に投げた質問に、うさぎさんが答えてくれる形式です。今回は20近い質問が挙がり、その全てに丁寧に答えてくださいました。

人生経験豊かな、うさぎさんらしい回答に引き込まれ、約2時間があっという間だったのですが、中でも心に残ったうさぎさんの言葉を幾つかご紹介します。

<質問>
私は自分に価値がないと思っています。母にも否定され、学校でいじめられてきたので、逆に自分に優しい人がいると必要以上に感謝したり、暴言を吐いたりしてしまいます。自分を好きになるにはどうしたら良いでしょうか。

<うさぎさん>
前提として「自分が嫌い」と言える人は「自分が好き」だと思います。人間は誰でも自分が一番大事な生き物ですから。

それでも「自分に価値がない」と思ってしまうなら、他人の評価で自分を決めないことです。他人が付けた値札で左右されると、ずっと心がアップダウンしてしまう。突然高価な値が付けられても気持ち悪いし、バーゲンセールにされてしまっても卑屈になる。お母さんの評価は、お母さんの評価でしかありません。関係ないんです。

「自分には値札を付けない」「非売品だ」と思ってみてください。

「他人の評価で自分を決めない」「自分に値札を付けない」という言葉が印象的です。社会で生きているとどうしても他人の評価が気になりがちですが、他人に値札付けられていると思ったら気持ち悪いですよね。どんな人間もフラットに考えるうさぎさんらしいお話に共感しました。


撮影/深山徳幸

<質問>
私はこの世が地獄だと思います。みんな前向きに生きようとか、感謝しましょうという考えも違和感があります。他人に理解されない自分が辛いです。うさぎさんは、この世は地獄だと思いますか?楽園だと思いますか?

<うさぎさん>
生きることは確かに辛いし、面倒です。「死」についても、「死」そのものではなく、その前に苦しいのが嫌なぐらいで…。生きていたら、何食べよう、あれしなきゃ、人にどう思われているんだろうと考えてしまう自分が面倒ですね。

だから昔の人が「不老不死」を求めたというのはとても不思議です。吸血鬼なんて心もあって死ねないなんてとても可哀想。

ただ、生きているなら前向きにとか、感謝しましょうとか、幸せなふりをして生きなくて良いと思います。どうやったって人は、見たいようにしか見ないんですから。

私の場合は買い物依存症になって、毎日怯えていた。その時期は地獄でもありました。一方で、買い物をすることで、ものすごい量のドーパミンが出て、一番幸福な時でもあったんです。

地獄と天国は同じ場所にあった。両方味わうのか、どっちも味わわないのか。そんな風に思っています。

目から鱗、の思いでお話を聞かせていただきました。普通に生活をしていると「幸せだ」「辛い」どちらか片方が多いように感じますが、実は共存しているのですね。「地獄と天国は同じ場所にある」。生きるとは、そういうことなのだ、と改めて考えさせられました。

<質問>
人と深く付き合うことが苦手です。ずっと付き合っていると人間の嫌なところを見つけてしまうからです。どうすれば深く付き合えるようになるでしょうか。

<うさぎさん>
「アラ探し」上手いなんて良いじゃないですか。完璧な人間なんていないですし、私はむしろ表面的に良いだけの人は怪しいなと思います。だから、そんな人の闇を見つけると「ウヒヒッ」と楽しんでしまいますね。

誰でも「アラ」があるし、他の人の考えや価値観とは全然違うんです。だから、私は自分が嫌な奴だということにも屈託がありません。自分にも人にも「アラ」があるんだから、それを見つけることが楽しくなると良いですね。

人間には「アラ」があるのが当然ですが、多くの人はこれをなくそうとするものです。それを「自分も嫌な奴だ」と真っ向から受け止める姿勢が気持ち良いです。「アラ」なんて見つけて楽しみあえばいい。そうすれば付き合う人だけでなく、自分に対する考え方も変わりそうです。

うさぎさんの回答からは、自分にも他人にも品定めをせず、まっすぐに向き合うピュアさを感じました。欲望も、執着も、人の嫌な部分も、すべてフラットに受け止める、だからこそ保身もせず、隠すことがなく、自分らしい生き方ができるのだな、と感じました。

このオフ会は、そんな「うさぎイズム」に触れられる、とても濃い時間でした。引き続き会も開催されるそうなので、今後も楽しみです!



「うさぎのメルマガオフ会」に参加ご希望の方は


コチラから会員登録!


↓↓↓


中村うさぎオフィシャルメルマガ


「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」


https://nakamurausagi.com/mag



中村うさぎ
作家・エッセイスト
1958(昭和33)年福岡県生まれ。OL、コピーライターを経て、ジュニア小説デビュー作『ゴクドーくん漫遊記』がベストセラーに。著書に、『女という病』『私という病』『愛という病』『狂人失格』『セックス放浪記』『うさぎとマツコの往復書簡』(マツコ・デラックス氏との共著)『あとは死ぬだけ』など。


ご購入はこちら


HP nakamurausagi.com
Twitter @nakamurausagi
公式Twitter @nakamura_usagi



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です