今年5月18日、JR熱海駅の東海道新幹線改札口付近で知人男性の顔をカッターナイフで切りつけ、傷害の疑いで現行犯逮捕された岩本和子容疑者(43歳)。



岩本容疑者は、かつては36歳で国民的美魔女コンテストのファイナリストに選出、42歳で初ヘアヌード写真集を発売してからは男性週刊誌で美熟女グラドルとして活躍をしていました。そればかりか、ドラマ出演や初主演映画の公開も控え、遅咲きながら芸能界でのステップを歩みつつあった矢先の出来事でした。

事件前日は主演映画の舞台挨拶を済ませ、翌日もデジタル写真集のイベントを控えていたなど大事な時だったにも関わらず、事件を起こしてしまいました。

その経緯はネットニュースなどでも明らかになっていますが、岩本容疑者は事件前日、傷を負わせた被害者の子供の中絶手術を行っていたようです。出会った当時は男性が既婚者であることを知らず、既婚であることが明らかになった上で被害男性は岩本容疑者に子供を堕ろすよう訴えていたようなのです。

報道で「私にはもう完全なる母性本能があった」と述べていた岩本容疑者。一度は愛した男性の子を宿し、わけあって中絶せざるを得なくなり、その男性を切りつけるまでに至ってしまった母性とはなんでしょうか?

現在、事件を起こした静岡県内の留置施設に収監されている岩本容疑者。留置施設は1日1人、15分ほどの面会が許されています。OMG取材班は岩本容疑者と面会をし、その後、心情を吐露できた喜びや記者への謝辞、さらには質問の回答を手紙にしたため速達で送ってくれたのでした。

――岩本さんにとって、母性とは何でしょうか?
「母性とは、ときに凶悪になってしまうぐらいにあまりにも巨大な、本能そのものだと思います。愛という言葉で表現しては陳腐なぐらいです。 女として生まれた以上、誰しもに備わっている宿命なのであり、女は一生、母性からだけは逃れられないのだと思います。 無償の愛を捧げられる相手に尽くしてこそ幸せを感じる性です。 それを、自分の母から必ず受け継いでいるんです。母性は、女の運命です。

私は事件を起こした時、自分に宿った小さな愛しい命を死に至らしめた相手を本気で憎み、自分はどうなってもいい、何を投げうってもいいから仇を討ちたいと思ってしまい、実際にそうしてしまったのですが…突き上げてくる衝動はあまりにも清らかなものでした。そして私は今、その罰を受けています。

子供の49日には拘置所でささやかな焼香をあげさせていただきました。なんの罪もないのにこの世に産んであげられなかったことを何度も何度も謝りました。 今でも毎日、エコー写真にごめんなさいと言い続けています。 けど最近は、私に宿ってくれてありがとうねと、感謝の言葉を言うようにもしています。謝られっぱなしじゃ困っちゃうかなぁ…と思いまして。 会いたかったです。本当に本当に、心から会いたかったです。」

――面会時に、“今後もし許されるならば聖女のような女性になりたい”と仰っていましたが、岩本さんが思う聖女のイメージとは、どんなものでしょうか。
「私はもう母にはなれません。命の償いを一生、し続けていこうと思っております。でもそれは決して重く苦しい十字架ではありません。私がもしあの子を産んでいたら どれくらい愛し尽くしただろうなあ、と思えるそのパワーを別の形で、社会のお役に立てるよう表現したいと思います。私がいつまでも沈んでいては あの子もまた可哀想です。

ここを出られたら必ずや人のお役に立てる存在になりたいです。それが何なのかを今、ずっと考えているところです。こんな私を今でも応援するよと励ましてくださっている方もいらっしゃいまして、これで私が人生終わってしまうのが一番、誰のためにもならないのです。

私のイメージする今の聖女とは、自分の母です。 罪を犯してしまった私をそれでも愛してるからねと言ってくれる母は偉大で、 やはり、「母親が子供を愛する」に匹敵する力はこの世にないのだなとしみじみ思います」

――拘置所を出られたら、まずしたいことは何でしょうか?
「子供の供養をちゃんとしてあげられていないので、まずまっ先にしてあげたいです。本当に、それが一番苦しいです。 この狭い部屋にまだ私と一緒にいるのが、可哀想で、早く天国に行かせてあげたいのです。

会いたいのは、私の子供の誕生を、私の妊娠を一番喜んでくれていた母に、アクリル板越しじゃなく直接会いたいです。母と子に、ごめんと言いたいと…そんな感じです。」

――よろしければ拘置所での日々の様子も教えてくださいませんか。
「朝7時に起床し、夜21時に就寝です。7時、11時、16時に食事をします。 所内では番号で呼ばれており、外出するときは常に手錠とロープをかけられます。3畳の部屋にトイレと洗面がついていて、1日中ずっとそこに閉じこめられる生活です。私は現在、未決拘禁者(精神鑑定中なので)特に刑務もなく、ただじっと座っているだけです。(それしかできません)

部屋に鏡がないのですがストレスで肌が荒れ、刑務官が見かねて塗り薬を処方してくれました。今、どんな顔をしているか分かりませんが多分、ボロボロだと思います。夏なので毎日お風呂に入れないのが辛いです。

毎晩、夢を見るのが唯一の楽しみなので夜、眠る時間がくるのだけが幸せな瞬間です。子供と会える夢を見た日は、目が覚めて現実に戻った時 涙が出てしまいます。1日がとても長くて辛いです。」



――面会時、グラビア復帰への思いも語られていましたが、今後どうしたいか、どんな活動をしていきたいかなどの思いがありましたらお教え下さい。
「私はもう母にはなれません。そして女として深い悲しみを背負ったこの傷は一生、残るものだと覚悟しています。でも一歩ずつ、前に進んでいかなければと思っています。グラビアに復帰したいのは、私の母性を男性さまに捧げたいからです。元々、「みなさまを癒したい」と言って活動もしておりましたし。

そして今後私は、本当に本当に、美しい心で生きていきたいと望んでおります。同じく悲しみを持つ方、苦しみの中にいる方のために祈りを捧げるための勉強をしようとも思っておりますし、

そして今後はもうひとつ、文章を書き始めたいと思います。 私の子供だと思って作品を残したいからです。」

手紙には“こうして私の心を吐露させて下さるのが本当に救いになっております”と綴られていました。女性の深い悲しみ、混乱、そして切っても切り離せない母性によって起きてしまったこの事件、岩本容疑者が今後、“女性に生まれてよかった”とその母性を感じられるように生きていけることを願うばかりです。

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